« トランペットは太陽 <1> | トップページ | トランペットは太陽 <3> »

2008年4月12日 (土)

トランペットは太陽 <2>

つい先日も
斯界の識者で
みずからも第一線で活躍するトランペット奏者のある方と
電話で話をしていた
話題が現代のオーケストラトランペットに及び
ある有名オケの
現首席奏者の名を2人とも思い出せずにいた
30年も昔のプレイヤーは
そのフルネームや経歴からエピソードまで
すらすらと出てくるのに、である

「要はその程度なんだよ」
その方の一言がすべてだ
要はその程度の存在でしかないのだ

今どきどこのオーケストラを見回しても
トランペットは同じ音色
同じ吹き方
金太郎飴

妙に重くて柔らかく
しかも不自然なほどに正確無比
もちろんこの音を聴いて
ヘタクソと
思う者は皆無だ
むしろ耳に聞こえる部分は文句のつけようがない

しかし
プレイヤーの顔が見えない
表情がつかめないのだ
そして何よりも
誤解を恐れずに言えば
音楽に対する情熱が感じられない
体温が低い

くどいようだが音そのものは
上品この上ない
クラシック音楽とは
こういう音で吹くものだと
感心もする

が、である
オーケストラとのバランスを妙に気にしたりして
オーケストラの太陽たるべきトランペットが
その他大勢に成り下がったりはしていないか

|

« トランペットは太陽 <1> | トップページ | トランペットは太陽 <3> »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« トランペットは太陽 <1> | トップページ | トランペットは太陽 <3> »